[ comment from "MORRIGAN" ]

季節もの音楽CDを作りたいという欲求はかなり以前からありました。
いつもいつも他のスケジュールに押されて延ばし延ばしになっていたこの企画を、
今作らないとずっと作らない気がする……と思い、ついに制作に至りました。

まずは春夏秋冬を1つずつ……
何を間違えたのか最初が『春』です。
いえ、今考えてみれば季節の順序的にはとても正しいですね。
(次は多分『夏』じゃないと思いますけれど)

それぞれの人の感性にもよるとは思うのですが、春って一番難しいような気がします。
音楽の形態にもよるとはいえ、Feline Grooveシリーズのような作品構成の場合、
例えば夏や冬は、比較的容易に表現が出来ます。
おそらくは秋も、どちらかといえば表現しやすい部類に入ることでしょう。
(ただ、秋はワンパターンにならないように注意しないと駄目そうです)

そんな中で、春という季節は、『夏にならないように』、
新しい生命が誕生するようなシーンではあるけれども、
それを表現するのに『シリアスに雄大すぎて冬にならないように』と、
春という季節の繊細さも相まって、シリーズ最初のCDにして、
多分一番制作が難しかったCDだと思います。

#こういう『解釈』の仕方は、ともすれば言葉遊びになってしまいますが、
 大事なことだと思います。
 例えば今作では、『冬から春へ、冬の残り香』みたいな曲も収録されています。

滅茶苦茶なジャンル構成、いわゆれば多種多様な方向性の楽曲が売りの一つでもある
Feline Grooveシリーズに於いて、こういった方向性の縛りは賭けの側面もありますが、
これから制作する予定の他の春夏秋冬シリーズと併せ、お楽しみ頂けますと幸いです。



  [ comment from "cranky" ]

春のイメージ…というコンセプトにかたまった時、正直戸惑いがありました。
今まで自分が作ってきた楽曲の中に「春」という感じの作品は少ないですから…

しかし、だからこそ逆に新鮮な気持ちで制作を行うことが出来たと思います。
例えば春をイメージしたレイヴサウンドなんて今まで考えた事がありませんでしたしね。

ボーナストラックに「LAPPISCH」をライブレコーディングして収録したのは
自作品の中でこの曲が最も春らしい曲だと自分では思っている為です。

曲に関しては具体的に「春」をイメージした、というよりは
このアルバムを聴くと、春っぽく楽しく爽やかな気持ちになれる…
といった方向性で仕上げています。
(楽しく爽やか、だけが春ではありませんが、それも含めて楽曲中で表現しています)

CDが発売される頃には春も終わりを迎えていると思いますが、そのような季節にこそ
似合う作品になったのではないかな、と思います。

春の音色のせせらぎを是非お楽しみ下さい。